結果がでる仕事術は王道−最短で結果が出る超仕事術

最短で結果が出る超仕事術 (講談社BIZ)

最短で結果が出る超仕事術 (講談社BIZ)

 ノー残業、土日完全休みで年収7000万円という著者の、その結果が出る仕事の方法論。読んだ感想は、非常に面白い。
 年収10倍アップのように、時間を効率的に使うツールや手法の紹介など、効率ノウハウを中心としているのかと期待したが、違った。著者の方法論は非常にオーソドックスで王道な方法論なのだ。
 なんと、こんなやり方があるのか!!ではなく、今まで何度も聞いたことのある、一般的な「よい」やり方。しかしそれこそが、結果が出る仕事の方法論なのだと著者は解く。
 「急がば回れ」では、1つのことに100調べよと言う。徹底的に調べておくことを繰り返すことにより、「前にも見たな」がどんどん増え、作業速度が向上する、と。確かにその通りだと思う。
 「案ずるより生むが易し」なので、厄介な仕事ほど先に手を付けようと言う。嫌なことを後回しにすると、精神衛生上よくないことが多く、結果的に作業モチベーションが向上しにくい、と。これも確かにその通りだと思う。
 このように、紹介される方法論はオーソドックスで一般的だが、それがゆえに自分には非常に説得力を持っていると感じた。
 やはり結果を出す仕事術に、裏技などない。シンプルに、王道に、真面目にやることが一番なのだと教えられた。