ITGCの有効性評価の手順(メモ書き)

 ITGCの有効性評価の手順には、5ステップが存在する。?ITGC個別評価、?ITGCカテゴリごとの評価、?AuCへのサポート評価、?リスク実証評価、(?結論としてのAuCにおけるITGCの評価)
 まず、?ITGC個別評価について、ITGCには大別して3つのカテゴリが存在し、そのそれぞれに複数のプロセスが存在する(後述)。そのプロセスごとに個別にRCMを元にWT・FTOCを行いITGCの有効性評価を行う。
 次に?ITGCカテゴリごとの評価を行う。ITGCカテゴリには、a)変更管理、b)論理アクセス、c)その他のITGC(運用)の3つが存在する。この3カテゴリにおいてそれぞれプロセスが、a−1)案件承認、a−2)テスト、a−3)本番前承認、a−4)モニタリング、a−5)職務分掌(分離)、b−1)ユーザID・・・c−1)バックアップ、c−2)、c−3)障害管理、の計5+8+3=16プロセス存在する。?のITGC個別評価においてはこの16プロセスをそれぞれ個別評価するが(評価しない場合もあるが、しない場合はしない理由が必須)、?ではこの3つのカテゴリごとに有効性の評価を行う。
 ?AuCへのサポート評価では、?で評価したITGCカテゴリの有効/非有効がAuCに与える影響について確認する。とくにITGC非有効時に
 ?リスク実証評価では、AuCのTOCをITGCにおいてサポートできなかった場合に、ITリスクの実証手続きを行うことにより、ITの反復性によるAuCの一定の心証を得ること