社会人若手時代に知っておきたいこと−会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール

 本書は著者の福沢氏が、1993年に翻訳した「ビジネス・ゲーム」という本ベースに、年収10倍アップ著者の勝間氏と共に現代女性版にアレンジしたもの。会社という男性の多い社会にて女性が働くという視点で、会社社会の暗黙ルールがケーススタディ形式で紹介されている。女性社員向けとあるが、若手男性社員にも十分効果的。
 入社4年目の私の感想は、実地で知った暗黙ルールがシンプルにまとめられていて、「たしかに。その通りだよなー。」の一言。
 入社1年目、2年目の方々には是非読んで欲しいと思うが、これらの暗黙ルールは、身をもって経験しなければ納得できないかもしれない。私が1年目に読んだとして、「なるほど。そうだったのか!」とは納得できなかったと思う。
 ただそれを踏また上でも、入社1年目、2年目に読んでおき、暗黙のルールの知識を知った上で、社会人生活でそのルールを身を持って再確認する、そういう使いかたで読んで欲しいと推める。こういうルールは早く知ってる方が、やはり社内では強いのだから。
 逆にそろそろ中堅どころの5年目からの方々には、「何を当たり前のことを」と、内容に物足りなく感じるかもしれない。
 最後に。「群れることを嫌がるのは、他者に自分を評価されることを恐れているから。」ああ図星。