性善説と和の心−粉飾の監査風土―なぜ、粉飾決算はなくならないのか
- 作者: 柴田英樹
- 出版社/メーカー: プログレス
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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粉飾をする目的
- 会社の信用維持
- 配当・株価の維持
- 経営者の地位・報酬維持
- 株価の操作
なぜなくならない・見つけられないのか
- 性善説にたった企業の人間関係
- 和の心に基づいた相互信頼
- 皆でやればの集団性
- 問題も隠蔽できれば問題にならない
- 粉飾は会社のためという意識
- 企業・法人の利害関係
- パートナー・スタッフの力関係
今後の監査の有り様は
- 精神的独立
- 監査報酬間接化
- 内部統制
しかし、監査というのは欧米スタイルで、日本には馴染まないものだと常々感じているが、今後どうやっていくのがよいのだろうか。著者は単純に欧米化を唱えるし、確かにグローバル化の中では国際会計基準でいくことが好ましいのだと思う。経営論も今は欧米中心だと感じる。
今更、お客様は神様だとか般若心経だとか、日本的価値観は、古いナンセンスなものなのだろうか。単一民族の精神性とかそういうテーマも紐解いてみたい。