監査人の意識の過渡期−法廷会計学vs粉飾決算

法廷会計学VS粉飾決算

法廷会計学VS粉飾決算

長く続いた間接金融から、あらたに広がる直接金融への過渡期に、監査人は誰のために監査を行うのか。
財務諸表への適正意見は、企業会計原則に従っていたらそれだけでよいのだろうか。会社は自社のために財務諸表を作成する。監査人は、会社の為に作成された財務諸表で、「適正」と意見するべきなのだろうか。それとも投資家保護観点で作成されてはじめて、「適正」と意見するべきなのだろうか。
つまり、監査人は、意図を持った監査をすべきなのだろうか。「一般に公正妥当と認められる」という着地点をどこに見いだすべきなのだろうか。
という、自分の問題提起につながった。読了まで30分くらいか。
渋い目次は、「空飛ぶ簿外債務−日本航空」。おみごと。