監査人の意識の過渡期−法廷会計学vs粉飾決算
- 作者: 細野祐二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/06/19
- メディア: 単行本
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財務諸表への適正意見は、企業会計原則に従っていたらそれだけでよいのだろうか。会社は自社のために財務諸表を作成する。監査人は、会社の為に作成された財務諸表で、「適正」と意見するべきなのだろうか。それとも投資家保護観点で作成されてはじめて、「適正」と意見するべきなのだろうか。
つまり、監査人は、意図を持った監査をすべきなのだろうか。「一般に公正妥当と認められる」という着地点をどこに見いだすべきなのだろうか。
という、自分の問題提起につながった。読了まで30分くらいか。
渋い目次は、「空飛ぶ簿外債務−日本航空」。おみごと。